「えっ?どこの海に落ちてくるかわかんないじゃん」
そう言ったとき、まさかあんなに笑われるとは思いませんでした…。

少し前のこと。
アメリカ旅行でNASA(アメリカ航空宇宙局)に行ったときのことです。
施設を見学していると、たまたまスペースシャトルが地球に帰還してくる日だったらしく、
夫が言いました。
「ラッキーだね。帰ってくるとこ、見られるかもよ!」
私はすかさずこう返しました。
「えっ?でもどこの海に落ちてくるかなんて、わかんないよね?」
すると夫、腹をかかえて笑い出しました。
「それ、アポロだから。」
「いつの時代の話してるの?」
って、もう大爆笑。
どうやら私はずっと、
「宇宙船=どこかの海にドボーンと落ちる」って思っていた。
完全にアポロ11号の映画とかドラマの影響。
宇宙飛行士が大気圏を突っ切って、最後にパラシュートで海に着水する、あのやつ。
だから「スペースシャトルが地上に普通に着陸する」とは思いもしてなかったんです。
冷静に考えれば、シャトルって「シャトル(通勤便)」って意味だし、
何度も宇宙を往復するために作られた再利用型の宇宙船。
見た目もちょっと飛行機っぽいし、滑走路にちゃんと着陸します。
でもそのときの私は、
「宇宙=ロケット=海に落ちる」っていう、昭和の知識で止まっていたんですね…。
でも、夫に笑われながらも、なんだか少し誇らしかったんです。
なぜなら、私の中では宇宙=アポロという強烈な印象があるくらい、
あの頃の宇宙開発が本当にすごいことだと思っていたから。
それに、知らなかったことをそのまま口に出して、
思いきり笑われて、あとから「へぇ〜そうなんだ!」って学ぶのも、
なんだか気持ちいいものですね。
私の宇宙知識は昭和止まりだけど、
今でも宇宙の話を聞くとワクワクします。
そしてまた、ひとつ賢くなった(?)
おっちょこちょいな私のNASA体験でした。
✍️ 読後のひとこと
知らなかったことは、笑って知ればいい。
大人になっても「初めて」があるって、ちょっと楽しい。
コメントを残す