自分を守る“ゆるめる習慣” ―― もう「がんばりすぎない」、自分を追い詰めない60代へ ――
はじめに:どうして「感情が振り回される」の?

60代になると、日々のようすや人間関係がゆるりと変化していきます。 若い頃より自由な時間はあるはずなのに、ふとしたことでモヤモヤしたり、 今まで気にならなかった些細な一言が刺さったり…。
「こんなことで落ち込むなんて、自分らしくない」 「前はもっと強かったのに…」
そう感じたことがあるなら、それは気合いや性格のせいではありません。
それは、あなたがこれまでたくさんのことを受け止めて、乗り越えて、 感情に“敏感で正直”になっている証でもあるのです。
だからこそ、今の自分に必要なのは、 「もっとがんばること」ではなく、 “ゆるめること”。
感情に振り回されすぎない暮らしは、 がんばることで手に入るのではなく、 力を抜いて、自分を大切にすることで近づいてきます。
☘️ 感情に振り回されないための「ゆるめる秘訣」

やさしく実践できる10の工夫
- 気持ちに名前をつけてあげる
「悲しい」「焦ってる」「寂しいかも」と、自分の感情をそっと言葉にする - 「〜べき」を手放してみる
「ちゃんとしなきゃ」をやめたら、心に余白ができる - うまくいかない日も肯定する
「そんな日もあるよ」と言える自分をつくる - 静かな時間を1分でも持つ
スマホを閉じて、深呼吸して、ただ目を閉じる - 自分への声かけを変える
「何やってるの」→「よくここまでやってきたね」 - やさしさを“自分にも”向ける
人にはかけられるのに、自分には厳しすぎない? - 小さな楽しみを仕込んでおく
お気に入りの紅茶、光の差し込む椅子、ほっとする香りなど - 比べそうになったら目をそらす
SNSや他人の話に、無意識で自分を重ねすぎない - うれしかったことを書き留める
1日1つ、うれしい瞬間を記録する「よかったノート」 - 「振り回されてもいい」と思ってみる
完全に整えるより、揺れながらも戻れる柔らかさを
📘 60代になって動いた「私のゆるめる暮らし」
実際に私が意識して変えた“ゆるめる習慣”をご紹介します。
- 🌞 朝、アラームをかけずに自然光で起きて、白湯を飲む
- 📵 起きてすぐスマホを開かず、まずは空を眺める
- 💭 モヤモヤしたら「いま私は〜って感じてるんだな」と心の声に気づく
- ✍️ ノートのすみっこに「今日もよくやったね」と書いて終える
特別なことではありません。 でも、この“ちょっとしたやさしさ”が、 1日をまるごとやわらかくしてくれると感じています。
🌸 まとめ:感情は「振り回されないようにするもの」じゃない
感情に振り回されることを「ダメ」と思わなくていい。
大事なのは、振り回されたことを「それでもいいよ」と認められること。
感情が揺れるからこそ、人のやさしさにも気づける。思いやりが生まれる。
少しくらい予定が崩れても、泣きたくなる夜があっても、大丈夫。
ゆるめることは、自分をあきらめることじゃない。
むしろ、
ずっとがんばってきたあなたに「もう少し楽に生きていいよ」と伝える “今のあなたからの贈り物”です。
今日も、ゆるやかに心を整える1日を。
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